デート援

僕には、5年ほど付き合っている彼女がいて、半同棲している。
そろそろ結婚を意識してもいい頃なのだろうけど、お互いにそんな気は全くない。
もうイチャイチャする時期は過ぎていて、会話もあまりない。僕が仕事から帰ってくると、先に帰っていた彼女がひたすらゲームをしていたりするような関係だ。
恋人同士らしいことをしていたのは最初の半年くらいで、あとは何だか家族みたいな関係になってしまった。
たまにセックスもするのだが、お互いを愛し合うと言うよりも、お互いの性欲を発散させているだけである。
ただ、別れる気はない。ときめきみたいなものはとっくの昔に消滅しているが、彼女がいてくれるだけで僕は安心する。
ただし、やっぱり、純な恋人関係を満喫したくなることもある。
もう彼女はそんな対象ではない居心地のいい空気的な存在だけに、ちょっとだけ浮気もしている。
パトロンが欲しい私の前に現れた45歳の語学スクールの経営者
浮気相手は、デート援だ。と言っても、デート援をしている女の子と浮気しているわけではない。デート援と言う行為そのものに浮気のスリルを味わっているのだ。
一緒に食事をしたり、手をつないで指を絡め合いながら街中を歩いているだけで、僕は忘れかけていた甘酸っぱい感覚を堪能できている。
さすがに肉体関係まで行ってしまうと彼女に対する罪悪感が生まれてしまうので、ほどほどに楽しむ程度だ。
実は、僕のデート援は彼女も公認してくれている。
「また、デートしてきたの?好きだねえ。どう?今日の子はときめいたかね?」
なんて、僕と女の子のツーショット写真を見て面白そうに聞いてくる。
「私なら、もうちょっと安くデートしてあげるのに」
そんな気はさらさらないくせにね。
彼女の懐の広さに甘えて、僕はこれからもデート援はデート援で楽しみたいと思う。
でも、もし、彼女が他の男と浮気をしていたら、僕は嫉妬に狂うんだろうな。
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