神アプリ

その日は、神アプリで知り合った女の子と初めて会う日だった。
「おまたせ〜」と、待ち合わせ場所に現れたのは、ゴスロリ調に衣装を固めた舌っ足らずが特徴的なケイちゃん。肩から特大のトートバッグを下げている。
ちょっとぽっちゃり型ではあるが、色白でほっぺたがぷにぷにしていてかわいらしい子だ。
とりあえず、ケイちゃんが「おにゃかがすいた〜」とのことなので、事を運ぶ前にまず腹ごしらえのため近くの居酒屋へ。
「かんぱーい」と、中ジョッキを打ち鳴らして、二人でごくごくとなみなみ注がれたビールを飲み干す。
ケイちゃんは、二十歳。高校を卒業後、コンビニのアルバイトなどで生活をしているそうだ。
ただし、コスプレにハマっていて衣装代にやたらとお金がかかるという。基本的には、自分で作るらしいが、素材代だけでも結構な額だそうだ。
そんな折、僕も使っているこの神アプリの存在を知り、こうしてスポンサーを集めているとの事だった。
「もらったお金は、皆コスプレに消えますからね〜。皆さん、あたしのスポンサーですよ」
そう言って、ケイちゃんは笑った。
ご希望ならば、コスプレ衣装であんなことやこんなこともしますよ、とケイちゃんは言う。
加えて「オプション料金もらいますけどね〜」と笑った。
神待ち
コスプレの風俗店は多々あるが、こういう神アプリでコスプレ好きをひっかけた方が、中間搾取もされずに儲かるのかも知れない。
こうして、僕たちはホテルへ入った。
「何か着ましょうか〜?メイドからナースまで結構ありますよ」と、ケイちゃんがトートバッグを開ける。中には、いろんな衣装がぎっしりだ。
しかし、僕は衣装を出しているケイちゃんを背後からぐっと抱きしめた。
少し驚いたのかケイちゃんの動きがピタッと止まる。僕は、ケイちゃんの耳元でささやく。
「何も着けない方が僕は好きだな」
すると、ケイちゃんは体をねじって僕の目をじっと見た。やがて、目元を細めて口元を柔らかくゆがめた。
「はい、全裸コスプレ入りました!」
僕とケイちゃんは、お互いの目を見て笑った。
セフレの作り方
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